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「より相手に伝わるように話す手立てとは」

塩尻市立丘中学校
本校では,表現することを本年度の重点に置いて,各教科取り組んでいる。英語科では,自らの伝えたいことを相手に伝える手段としてのスピーチ活動を充実させてきた。他者を意識した実りのあるスピーチはどうあったらよいか,様々な実践を通して探っている。
これまでは,教科書のモデル文を参考にして自己表現文を作成し,発表するという活動を行っていた。その振り返りでは,「スラスラと読むことができた」という生徒もいれば,「棒読みになってしまった」などの反省を挙げる生徒もいた。いずれも,「発表する」よりも,間違いのないように「読む」ことに意識が向きがちな振り返りであった。そこで,他者を意識して相手に「伝える」ということを重点に,より活き活きとした発表態度を養い,有意義なスピーチ活動を行いたいと考え,以下の活動を行った。

【即興的に話す活動】
カードに描かれた絵や写真について,即興的に一分間で話す活動を行った。
話し手は,絵について知っていることなどを伝え,聞き手は,あいづち(Pardon?, I see.など)を用いながら,内容を理解できたか反応を示すようにした。話し手は聞き手の様子を見ながら,何とかして伝わるように,単語をわかりやすく置き換えたり,絵を指さしたり,強調したりと言った姿が見られた。
【意味群(/)とセンテンスストレス(●)を意識した音読活動】
I cleaned my room / in the morning. After lunch,/ I went to the library / and borrowed some books. In the evening,/ I watched a soccer game / on TV. It was exciting.
〈New Horizon English Course2 「Daily Scene1 日記」〉

意味群を意識したことで,音読するときにpause(とぎれ)がうまれ,一本調子だった音読にメリハリがつき,内容をつかみやすくなった。さらに,センテンスストレスを指導したことで,強弱が生まれ,メリハリのある英語らしい音読ができるようになった。伝えたい表現にstress(強勢)を置くことで,さらにわかりやすい音読になることがわかってきた。

【ジェスチャーを意識した音読】
会話文では,実際に登場人物になりきって演技して音読するようにすると,内容を吟味し,よりよい演技になるように考え発表する姿があった。演技がうまくできない生徒には,小道具を使ったりジェスチャーや目線や表情を意識させたりしてから再チャレンジさせると,より臨場感のある発表に近づいた。
これらの実践を積み重ねるうちに,スピーチの発表が,単なる暗唱ではなく,相手を意識したものになってきた。普段はおとなしい生徒や消極的な生徒もジェスチャーを用いたり,相手に目をやったりと,「伝える」ことを意識して取り組んでいた。さらに,どのようにスピーチをするとわかりやすく伝わるかを話し合って考え,実際にスピーチをしながらアドバイスしあって高め合う姿が見られた。
今後の課題として,発表態度を養うことには成果がでている反面,内容に関する指導は,」十分であると感じている。立ち振る舞いや話し方などを意識するあまり,不自然なジェスチャーをして必要以上に強弱をつけてしまい,「内容を伝える」という視点を十分に養えていないのが現状である。今後は,相手に伝えるために本当に効果的なことは何かを考えるといった活動を重視していきたい。そして,より意味のある「話す」活動につなげていきたいと考えている。(桑原 摩帆)
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