東筑摩塩尻教育会基本情報
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特集◆平成二十九年度 東筑摩塩尻教育会総集会
平成二十九年五月十三日(土)塩尻市レザンホール

会員の感想

「人を育てる」―荻原健司さんの講演を聞いて―
小澤 麻実佳

 東筑摩塩尻教育会総集会では、オリンピックで大活躍され、「king of ski」とよばれる荻原健司さんの講演会を楽しみにしていました。
 「人を育てる〜オリンピック選手育成の現場から〜」というテーマのもと、「柱」をもって人を育てることの大切さを教えていただきました。
 「人間尊重」一人一人の選手を大切にしていくこと、一人一人の選手と向き合うこと。「承認」一人一人の選手の良さを承認していくこと。この二つを「柱」に据え、日々選手の育成に携わっているそうです。自信にあふれた人は、自立・自律している人、自分をしっかりもっている人。そうある人間・選手を育てることが使命だと話してくださいました。小学校という教育現場において児童と向き合う「教師」が、何を「柱」に据え、どのような「人を育てる」ことが使命なのか、どのような「人」を育てたいのか、改めて考えるべくメッセージを贈っていただいたように思います。
 また、荻原さんは、育成している選手のことを成績ではなく「上達」「進歩」「努力」で評価するのだと教えてくださいました。特別なことではなく、日常の中でよく見て、どんな場面でも、どんなことでも、良くなったその時に変化や成長を見ることが大切だということです。それは日々、教師が児童と関わっていく上でも、決して忘れてはいけない大切なことであると、思いを新たにすることができました。
 さらに、選手が安心感・信頼感をもちながら前向きな気持ちで「頑張るぞ。」「やるぞ。」と思うことができるような関わり合いを大切にされているとのことでした。選手にどのような言葉をかけるべきなのか、それぞれの選手にかけるべき言葉を、それぞれの引き出しに用意しているというお話が強く印象に残っています。一人一人の選手に合わせて、それぞれの引き出しにたくさんの言葉を用意しておき、「今だ。」というタイミングに合わせて言葉を引き出し、声をかけるのだということでした。「言葉」が人を動かし、「言葉」が人をコントロールするのだと再確認させてくださいました。「言葉」がもつ力、「言葉」の重要性、「言葉」の重みを感じました。教師として児童にかける「言葉」がどれだけ大きな影響を与えるものなのか、どれだけ大きな責任を担っているものなのか改めて考える貴重な機会となりました。
 「人を育てる」自分自身の「使命」とは何か。自分にできることは何か。自らと向き合い、そして、児童と向き合い、日々考え、確認しながらこれからの教員人生を歩んでいきたいと心に誓う講演会でした。(洗馬小学校)



「心を強化する」ということ
盪魁 〃

 本年度新規採用となり、初任地として塩尻市にお世話になることになりました。学校にもようやく慣れ、教員生活も一か月が過ぎたころ、初めての東筑摩塩尻教育会総集会がありました。
 会員発表として、広陵中学校川舩先生による「小学校の図工における新しい絵画表現を求めて」という発表をお聞きしました。小学校や中学校時代の私は、絵を描く、ということは楽しい反面、題に沿った絵を描かなくてはいけない、上手に描かないと成績に関わる、という妙なプレッシャーを感じながら授業を受けていた記憶があります。今回の発表で川舩先生は、題材のマンネリ化からの打破と、児童・生徒の自由な発想を大切にした授業づくりに重点を置かれていることを教えてくださいました。そして、先生方が取り組んだ成果として児童・生徒の作品がいくつか紹介されましたが、それぞれの個性が一つ一つの作品に色濃く出ていて、どの作品も非常に見ごたえがあり、思わず見入ってしまいました。同じテーマでも、個人の創造力が出ることが、図工・美術作品の良さの一つだと改めて感じました。
 その後、ノルディック複合の元オリンピック選手である荻原健司氏に「人を育てる」〜オリンピック選手育成の現場から〜と題し、講演をしていただきました。私も本年度運動部の主顧問であるため、選手の育て方というお話は非常に参考になりました。特に、「心を強化する」というお話を聞いて、改めて心の強化の大切さを実感しました。まず、指導者として選手の人間性を尊重し、できたことを承認する、という二つの視点が必要だということ、そして、選手に自信をつけさせることで自立(自律)した選手になっていくとおっしゃっていました。ただ頭ごなしに怒るのではなく、できたことを認めることで生まれる「自信」を育むべきだと感じました。また、選手が立てた目標の道筋を示すことも指導者の役目の一つで、目の前のことよりもこれから先の人生を見据えることの重要性も教えてくださいました。
 荻原氏の言葉に、私が教員として指導をする際の「道筋」が少し見えた気がしました。ここはしっかり伝えるべきところだと感じた時は、はっきりとした口調で体当たりすることも必要だけれど、そればかりでは自立(自律)した選手は育てられない、出来たことを認め評価してあげることこそ、心の強い選手を育てることの第一歩になると分かりました。部活動に限らず、これから先の長い教員人生の中で、今回の講演会で学んだことを活かすことができるよう、日々精進していきます。(塩尻中学校)



運営側から見た塩筑教育会総集会
堀田 茂樹

 塩筑教育会総集会に、裏方の仕事で初めて参加させていただきました。今までは当日参加のみで、休日に参加は大変だなと思っていましたが、実際運営の側から参加してみると、多くの人の協力で成り立っている大事な会であることが分かりました。細かい運営計画を作る段階が最も大変かと思いますが、それを元に代議員で2回の打ち合わせを行いました。レザンホールという大きなホールで開催するため、係分担も駐車場から会場、音楽、渉外、掲示等々多岐にわたります。自分は会場係の分担になっていたので、当日十一時集合でステージ上の準備に入りました。開会から、総集会、会員発表、講演会、閉会とステージを変化させなくてはいけないので、机や椅子、演台の位置を細かく確認しておきます。会が始まると、移動や物品準備を素早く行い、無事に終えると最後の片付けです。全て終わったのが四時半。午前中から集合していたので、一日掛かりの仕事でした。毎年こんな多くの人が準備に関わってくださっていたことを初めて実感しました。
 ステージ袖から聴いた荻原健司さんの講演も、長年部活指導に携わっている私には、とても参考になりました。「選手の良さをどんな小さなことでも見つけ、褒める」「心技体の中でも、心を徹底的に鍛える」「上から目線で選手を見ない」「適切なタイミングで適切な言葉をかけることが大事」…世界を獲った人の言葉ですから、重みがあります。共感できる部分が多くあり、興味が湧く講演会でした。
 今回、参加する側から運営する側へと立場を変えて参加させていただきましたが、今まで見えなかった部分を知ることができて実りある総集会となりました。それだけに、大きなホールにもっと人が集まっていればと、勿体無さを感じたのも確かです。多くの先生方が準備に関わり、提供されているせっかくの場であります。より多くの先生方が参加し、研修を積めたら素晴らしいと思います。この紙面を借りて魅力を伝え、終わりにさせていただきます。ありがとうございました。(聖南中学校)
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