東筑摩塩尻教育会基本情報
メインメニュー
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

「つなぐ つながる つなげよう」   東筑摩塩尻教育会長 盪魁 \

 本年度、塩筑教育会の会長という大役に就き、どのような教育会を目指したいか考えたとき、やはり「人と人とのつながりを大切にする教育会」だと思いました。教育は人なり。このつながりこそが教育の原点です。それぞれの学校で、学校間で、教科等研究会で、各種委員会で……等、つながることによって多くの学びを得て、我が身の成長の糧となっています。困ったときには助けてもらえます。支えてもらえます。時には厳しい言葉で叱咤激励をしてもらえます。共に喜びを分かち合ってもらえます。そうやって、塩筑教育のはじまりから、脈々と教師としての人間的成長や職能向上を果たしてきたはずです。ですから、人と人とのつながりに根差した教育本来の姿を目指して参りたいと願うのです。

 現代は、人と直接つながることをせずに安易に生活することができる便利な世の中になっています。欲しいものがあれば、家に居ながらにしてネット注文で手に入ります。人間関係の煩わしさを感じずに、機器を使えばいつでもどこでも自由に遊ぶことができます。
 かつて旅行はとても大変な手間も時間もかかりましたので、個人で行くのは困難でした。ですから、学校の仲間で行く職員旅行は本当に楽しみな行事でした。職員作業で漬けた漬物を肴に、宿直室で先輩と語り合ったのは、時には厳しいご指導もいただきましたが、たくさんのことを学ばせてもらった懐かしい思い出です。人とつながることが日常であり、全てが人とつながるところから始まっていたように思います。

 一年間を漢字一文字で表すなら…、近年恒例の行事がありますが昨年末の校長講話で生徒たちにも同様のお題を出してみました。生徒たちはそれぞれよく考え、様々な漢字を書いてくれました。
 私の一文字は「つなぐ」の「繋」です。両小野中学校に赴任した年でしたので、新たな環境で新たな生徒や先生方、保護者様とつながり、コミュニティースクールの推進で今までにない多くの地域の方とつながり、私の教員人生で最も人とのつながりを痛感した一年であったからです。私と同じ「繋」を書いた生徒や先生もおりました。思いは違うかもしれませんが、つながることの意味を意識するような何かがあったのでしょう。
新たな環境に身を置くことは、私たちには避けては通れない道です。異動するたびに緊張し、不安や孤独にさいなまれます。しかし、学校という現場には、不安を喜びに、緊張を期待に変えてくれる子どもたち、そして同僚たちがおります。子どもや同僚とのつながりから、自分自身の存在を肯定でき、「この学校」から「自分の学校」に意識が変わっていきます。
 初めてお会いする人とつながるためにまずするのは、本当に当たり前なのですが、名前を覚えることです。若い頃からそうでしたが、新しい学校へ赴任した初日に名前で声を掛けると、先生方は驚いて急に笑顔になります。一度に何百人という生徒の名前を覚えなければならなかった音楽教師の頃の苦労を思えば、何のことはありません。つながりの第一歩を踏み出すと、自然にコミュニケーションへと発展できます。
生徒たちとも同様です。特に昨今は授業をしていないので、廊下ですれ違えば挨拶がてら名前を聞き他愛もないことを話したり、教室に入り込んで名前をネタに生徒たちと会話したりして、自らつながりを求めます。「先生たち」や「生徒たち」から「○○先生」や「○○さん」になった時、その先生やその生徒を見つめますし、その人との関わりが始まります。そして、次への発展となっていきます。それは、喜びの共有から厳しい指導まで、幅広い関係を可能にしてくれます。

 今、人とつながることは、殊更に求めていかなければならないのかもしれません。だからこそ、自らつながりを求め、教師としての人間的な成長や職能向上を目指したいのです。「教育は人なり」を実現しましょう。(両小野中学校)

プリンタ出力用画面
友達に伝える


ホーム  
Copyright (C) 2008 enchiku-kyoikukai. All Rights Reserved.
Powered by XOOPS Cube 2.1© 2001-2006 XOOPS Cube ProjectTheme Designed by OCEAN-NET