東筑摩塩尻教育会基本情報
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『地域とともに歩む』
麻績小学校
先日、秋空のもと本校でも運動会が開催されました。その運動会の最後には、麻績村で古くから愛されている「番場踊り」を踊りました。児童が輪を作り、その一番外側を村の方々が同じように輪を作って踊る様子は、まさに麻績村が地域全体で学校を見守っている様子を象徴しているようでした。
本校では、コミュニティスクール(以下CS)はまだ立ち上がっていませんが、その前段階として、現在取り組まれている、地域と連携した活動について一部を紹介していきたいと思います。
【図書館まつり】
おみ図書館は学校図書館でもあり、公共図書館でもあります。そのため子どもたちが授業中に利用する時にも地域の方が利用しています。また図書館のプレイルームで、地域の方々が休み時間等を利用して頻繁に読み聞かせを行ってくださっています。
このおみ図書館を中心にして、毎年「図書館まつり」が行われています。少しずつ形態は変わってきていますが、地域の方々と交流することを目的に、ボランティアの皆さんの企画による様々なブースを子ども達が縦割りの交流グループで巡っていきます。一部紹介すると、紙しばいの会による紙芝居、読み聞かせボランティアによるお話会、PTA文庫部によるしおり作り、アルプホルン・エコーの方とアルプホルン体験。地域おこし協力隊には、紙漉きの体験をさせていただくなど多岐にわたっています。
六年生を中心に、各グループで地域の皆さんと楽しくふれあっている姿が見られます。地域の皆さんに大変お世話になる行事です。
【おみっこ元気くらぶ】
麻績村教育委員会を中心に「放課後子ども教室」「おみっこ元気くらぶ」が定期的に開かれています。
「放課後子ども教室」は水曜日の放課後に、「おみっこ元気くらぶ」は休日を中心に希望者対象で企画されています。「放課後子ども教室」は主に学校の体育館で体を動かすことを目的に開催され、毎回子ども達の楽しそうな声が響きます。十月は『キャッチング・ザ・スティック』『じゃんけんサッカー』が行われました。「おみっこ元気くらぶ」は学校を飛び出し、自然や文化に触れる企画が多く、十月は善光寺街道歩き旅推進局の方を講師に迎え、『善光寺街道オリエンテーリング「すごろく巡り◆廖戮如∨秬啾柴發了棒廚箏粉僂鯤發い峠笋蠅泙靴拭もう一回は『麦まき&スイートなポテトを食べよう』で、昔の遊びの会の皆さんと麦をまいたり焼き芋をしたりしました。今までの企画にも子ども達は楽しく参加しています。
信州大学YOU遊未来の学生の皆さんにもボランティアで子ども達に関わっていただいています。様々な子ども達がいるので、学生の皆さんも大変ですが、明るい笑顔で優しく接してくれます。小学生も普段接することのないお兄さんお姉さんと交流でき、楽しみにしています。
【昔の遊び】
「昔の遊びの会」の皆さんには、様々な場面でお世話になっています。図書館まつりでもブースを出していただいたり、たたきごま大会の練習にもご指導に来ていただいたりもします。村民運動会の種目にも竹馬や缶ぽっくりなどがあるので、運動会が近くなると休み時間に優しく子ども達に教えてくださいます。子ども達も笑顔ですが、来ていただいているお年寄りの皆さんも笑顔です。

ここに紹介したものはほんの一部です。たくさんの方々に見守られ、麻績小学校の子ども達は幸せだなと感じます。これらの皆さんの活動がさらに充実されていくようなCSになるように、今後推進していきたいと考えています。
(吉江哲也)

我が校の信州型
コミュニティスクール
生坂中学校
生坂中学校は全校生徒四十四名、教職員十五名の小規模校です。
信州型コミュニティスクールの推進では、学校運営への地域の方の積極的な参加が求められています。
本校では、『地域に学び、地域から学び、地域に貢献する』という目標に向け、以前から、総合的な学習の時間において、学年ごとの学習と学年の枠を超えた縦割りの学習を柱に、多くの地域の方にかかわっていただきながら学びを進めています。
学年別では、一学年と二学年が村の特産品であるシイタケと巨峰に関する学習を、三学年が福祉に関わる学習を行っています。
生徒と教職員が、畑や農園、福祉施設や個人のお宅等を訪問し、地域の方や関係者等から話を聞き、ともに活動する中で、村の歴史や産業、生産者の方の仕事や生産物への思いやこだわり、地域の方の思いや願い、中学生や学校へ期待すること等を知り、学び、自分の生き方や学校生活に活かしています。
縦割りの活動は、「太鼓」「表現」の二つの講座に分かれています。太鼓の講座は地元の『生坂龍翔太鼓』の方の指導を受けて文化祭や地域の行事で、表現の講座は読み聞かせボランティアの方の指導を受けて保育園や小学校、福祉施設等で、発表しています。
また、生徒会図書委員会読み聞かせの方が一緒になって行う読書指導も行われています。
どの活動も、教科学習では扱わないことについて学ぶことができ、生徒も意欲的に取り組んでいます。地域の方も、生徒への指導や一緒に行う活動を楽しみにしています。
このように、本校では学校と地域のつながり、地域の方の学校行事や教育活動等への参加や協力等は、以前から無理のない範囲で行われています。
運営委員会等の組織作りはこれからの課題ですが、今まで以上に関係者間の連携を密にし、双方の願いを共有し、学習活動やキャリア教育等へも活動を広げていきたいと思っています。(木船 威)

歩み始めたコミュニティスクール
桔梗小学校
「ミシンをかけるときに気をつけることをていねいに教えてくださって、いいエプロンができそうです。」
六年生の家庭科のエプロン製作で、学習支援ボランティアの方に来ていただいた時の、子どもたちの感想です。担任一人だと子どもたちの順番待ちができ、またミシンにトラブルがあるとそれに掛かりきりで担任が対応できない負の実態を助けてくださり、とても効率的に授業が進んでいます。
桔梗小学校では、本年度コミュニティスクール(以下CS)化に向けて動き始めています。学校と保護者・地域の皆さんが共に知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え、「地域と共にある学校づくり」を進める塩尻市のスタンスでの立ち上げです。市の地域連携コーディネーターの助力をいただき、五月より準備会から様々な準備を整え、九月に第一回学校運営委員会にこぎつけました。
本校のCSでは、,海譴泙任汎瑛佑兵業への支援、地域と共にできる特色あるカリキュラムの編成、子どもが地域で貢献できるボランティア活動の計画,の三つの願いを模索しています。その実現のために、学習支援部、安全安心支援部、読書活動支援部、環境整備支援部の四つの支援部を立ち上げました。そして六十九名の皆様にボランティアとしてご登録いただきました。
学習支援部は、冒頭に紹介したミシン・裁縫への支援、クラブ活動の講師を受けていただいています。この先は習字や器械運動などでの活動へ広げていきたいと考えています。
安全安心支援部は、これまでも毎日登下校時に子どもたちの様子を見守り、声がけをしてていただいている安全ボランティアを引き継ぐ形です。子どもたちも安心して「おはようございます!」と元気にあいさつをして登校しています。
これまで何年にもわたって読み聞かせに入って活動していただいた読書活動支援部も継続移行です。本年度も既に数回にわたって読み聞かせを実施。子どもたちは読み聞かせの会をとても楽しみにしていて、目を輝かせて本の世界に入り込んでいます。
環境整備支援部は、今後学校や周辺の環境整備を計画していく予定です。
来年度からの学校運営協議会発足に向け、今はできることから始めて実績を積み上げる中で課題を意識・整理しながら進めています。しかしながら、学校の願いと地域の実情をふまえ、CS自体とその活動をいかに位置づけ調整していくか、職員の意識の改革、ボランティアルームの確保など課題は山積です。地域と共に歩む中で、多様な人に心を開き、豊かな体験の中で夢中になって活動し、地域のよさを感じ、地域へ発信できる子どもをめざし、桔梗小CSは歩み始めました。
(小河保宣)

地域と共に
〜本校のコミュニティースクール〜
塩尻中学校
今年も、本校では多くの地域の方々に学校にお越しいただき、様々な場面で生徒に関わっていただいた。そのいくつかを紹介したい。
まず総合的な学習「地域ふれあい講座」では、今年度十八の講座を立ち上げ、そのうち十五講座で地域の方々にご指導をいただくことができた。全校生徒が学年を超えて自分で選んだ講座に分かれ、文化祭でのステージ発表や展示発表を最終目標として活動を進めてきた。さらに、学区内を通る中山道の歴史について調べている「郷土の歴史講座」や、地元の「阿禮太鼓」講座に取り組んでいる生徒は、学校以外でも発表するありがたい機会も与えていただいている。
人懐っこい本校の生徒たちは、地域の方々との学びを楽しみにしており、ごくごく自然に迎え入れている。地域の方々もまた、まるで我が子、我が孫のように愛情を持って、誠心誠意ご指導下さっている。日本舞踊講座の講師の先生が、生徒たちの文化祭での発表を、ステージ横で手を合わせて祈るように見つめながら「もう、涙が出てきちゃう……。」とつぶやく姿には職員も胸を打たれた。他講座の先生方からも「五十年ぶりに中学生になった気持ちです。こちらが生徒の皆さんから元気をもらいました。」「生徒さんの笑顔を見て、微力ながらもお手伝いができたのではとうれしく思いました。」など、地域の方々にとっても生徒との関わりが張り合いになっていることが伝わってきた。その他にも、学力向上を目指し、毎週水曜日の放課後や夏休み中に行われる自主学習会での学習ボランティアや、年二回の読み聞かせボランティアなどでも、地域の方々に教室に入っていただいている。
生徒会活動としては、地域向上委員会が地域の方々の協力のもとに活動を行っている。十月には、塩尻東公民館主催の公民館祭りに参加させていただき、農作物や花の販売、ポップコーンやわたあめを作って配る手伝いなどをさせていただいた。また、今年度は生徒たちの企画により、「昔の遊び」コーナーを設置させていただき、こまやけん玉、竹馬、だるま落としなどで、地域の子どもたちや大人と一緒になって楽しむことができた。七月に行われる阿禮神社の例大祭の翌朝の清掃ボランティア活動では、今年は約百八十名の生徒が集まり神社の清掃を行った。さらに今年度は、委員長の提案により、大門で行われる玄蕃祭りの翌朝にも清掃ボランティア活動を初めて実施し、大門商店街を地区の方たちと共に清掃するなど、地域に根ざした活動が広がってきている。
こうして少しずつ、地域と学校とのつながりを確かなものに、そして生徒の学びがより豊かになるようにと願いながら、地域の方と共に活動を進めてきた一方で、地域連携にはまだ様々な可能性があること、この地域には宝のような人材が大勢いらっしゃることも感じている。十月には、社会科の歴史学習の一環として、戦争体験をお持ちの方からお話をお聞きする機会を設けることができた。戦後七十年の今年、もっと生徒たちの心に響く歴史学習ができないかと試行錯誤していた折、様々な地域の方のお力添えにより、地元の四名の方々に巡り合うことができたのである。本校の卒業生であり、今年九十歳になる大門の百瀬茂先生は、訓練兵・幹部候補生として厳しい日々を過ごした経験をお話し下さった。また、幼い頃にお父様が出征され、残されたご家族と共に厳しい日々を過ごされた塩尻市遺族会の方々や生徒のお祖母様もご参加くださった。生徒たちはお話をお聞きした後も関心を強く持ち、お話しいただいた先生方に途切れることなく質問し、予定時間を二時間も超過して会を終えた。この時の様子は、現在、本校の「特色ある教育活動」の一つである「地域ふれあいギャラリー」に、写真や資料と共に展示し、全校生徒で学びを共有している。
地域の方々をお招きすることは、学校にとっても容易なことではなく、地域の方々にも多くの負担を強いることは確かである。しかし、地域の力を借りることによって、学校の教育力だけでは得られない確かなものがあることを、生徒たちの笑顔や生き生きとした姿が物語っている。地域の方に育てられ、生かされた生徒たちは、この地に愛着を持ち、そしてこの塩尻を背負って立つ人材になっていくであろう。塩尻中のコミュニティースクールはまだ始まったばかりであるが、わずかな営みを少しずつ積み重ね、地域と共にある学校を目指していきたいと考えている。
(盧簍拡子)

編集後記
本号では、「我が校の地域連携教育〜コミュニティスクールを見据えて〜」をテーマとして、四校の取組について寄稿していただきました。
ご協力ありがとうござい
ました。

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